
- 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル
- 発売日: 2011/06/22
- メディア: Blu-ray
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1988年の映画だが、古さを感じ無い。
当時の近未来(2019年)を描いた SF 作品。
すごく良い。
映像
サイバーな雰囲気
- ネオン
- スラム
- バイク
- 漢字
丼物をだす屋台は出てこない
色の使い方が印象的
赤
- 「AKIRA」の題字
- 金田のバイク
- 金田のジャケット
- 金田のシャツ(ピンク)
- 鉄雄のマント
- 甲斐のネクタイ
オレンジ
- レジスタンスグループが作業員に扮する時の服
- 保存されている「アキラ」
- 金田が拾って使うレーザーガン
灰色
- 人工物
- くず鉄。スクラップ。
- 壊れる、やくに立たない建造物、ビル、橋
緑
- 空
音楽
キャラクター
- 大友克洋の描くキャラクターは「鼻」がハッキリ描かれていて
- いわゆるアニメアニメな美男美女ではなく
- ほどよく現実味があるリアルな顔立ちで
- それによりアニメのキャラクターが「記号化」しておらず
- 「ひとりひとりの登場人物」の表情をみているだけで、面白くなる
ストーリー
- SF なのだが
- 腕力の強い偉そうなガキ大将と
- そのガキ大将にいじめから助けてもらった子供
- という誰でも共感しやすい普遍的な人間関係をベースに
- 話が進んでいくので、それが SF としては奇妙な感じもするが
- おかげで話はわかりやすい
- 人が暴行されたり、死んだりするシーンが多い映画だが、あまり暗い雰囲気にはならない
- それは主人公?の不良少年が
- 明快な性格で
- 一目惚れした女性を口説いたり
- ドジを踏んだり
- 仲間を守ったりする
- 愛嬌があるキャラクターなので
- 映画の途中途中での彼のシーンで一旦緊張がブレイクされる
- そのため、残虐シーンもあるが、暗すぎたり、悲痛すぎたり、にならない
- 最後まで映画を苦なく観続けられるバランスに作用している
セリフ
セリフが印象的で世界観のオリジナリティに一役かっている。
以下、好きなセリフ。
- ピーキーすぎてお前にゃ、無理だよ
- 指導! 指導! 指導! 指導! 指導! 指導! 以上!
- 健康優良不良少年
- おめェもボスになったんだろぉ? この瓦礫の山でよぉ
- 金田ぁあああ!
- 「さん」をつけろよデコスケやろう!
調べたら、やはりこのセリフ自体の趣向に需要があるみたいで、LINE スタンプがあるみたいだ
おわりに
- 個人的にこれは観ていないと、損だな、と思った映画
- この記事内で使用している画像は Adobe Photoshop で作成した
- AKIRA という字は Impact (typeface) - Wikipedia フォントで書くと近い感じ