映画『マッドマックス 怒りのデスロード』の感想

名作マッドマックス2の流れを組む続編。 アカデミー賞6部門受賞している評価の高い作品。

マッドマックス2のような面白さを期待してみたが、個人的には残念だった。

わたしがマッドマックス2で良いと思った点は

  • 感情を失った主人公(マックス)の視点で描かれる、殺伐とした核戦争後の世界
  • あらゆる文明が破壊された荒涼とした砂漠の大地
  • 生産手段のないガソリン、銃弾が貴重品
  • ならずもののモヒカン略奪集団と、農耕とガソリン生産で暮らす村の対比

だが、今作のテイストはこれとは違って、ひとことでいうと「クレイジー」。マッドマックス2のモヒカン集団をもっとイっちゃってる感じにして、そこの面白さを追求しているように感じる。ガソリン、銃弾は使いまくりである。

マッドマックス2の悲しげな世界観とは、違う。しかし、まったく違う映画として観た場合は、これはクレイジー過ぎて面白い映画だと思う。

どちらかというと、マッドマックス3の奇抜な設定、世界観にテイストは近いかもしれない。

・・・マッドマックスという映画は、シリーズを並べてみたとき、それぞれの映画の方向性が全然違って、なかなか稀有なタイトルですなあ。。