iOS の Google MLKit で静止画像の ObjectDetection を試してみた

Google MLKit の ObjectDetection での静止画像の解析を試してみた。

公式のサンプルもあるが、バンドルされている静止画像しか解析できない。

そのため、写真を選んで解析する iOS サンプル を作ってみた。

動かすとこんな感じ。

試してみて分かったこと

  • Firebase のセットアップをしなくても使える
    • Google MLKit はもともとは Firebase MLKit という名前だったが
    • Firebase ではなくなり、Firebase のセットアップ(GoogleService-Info.plist の追加など)をしなくても最低限使えるようになったため、とっつきやすい。
  • 認識できるオブジェクトの最大数は 5 である
  • TensorFlowLite と比べると
    • TensorFlowLite ではモデルの用意が必要になるが、Google MLKit ではモデルを用意しなくても、標準でバンドルされているベースモデルを使ってくれるため、とりあえず簡単に解析をしてみたい場合は、Google MLKit を使うと良い。
  • ベースモデル以外にカスタムモデルも使用可能
    • カスタマイズされたモデルを使うことも可能なので、拡張性もある。
    • カスタマイズモデルの取り込み方法は、以下がある。
      • ローカルファイルから読み込む
      • Firebase でホスティングされているモデルを読み込む