本『遅刻の誕生』(橋本毅彦+栗山茂久)の感想
- 作者: 橋本毅彦,栗山茂久
- 出版社/メーカー: 三元社
- 発売日: 2001/08/01
- メディア: 単行本
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- 日本人は時間を守り、時間通りに行動する
- という性質は、日本人が民族的に古来から持つ風習、ではなく
- 明治までは時間に対してルーズな国民、とヨーロッパ人から見られていた(今とは逆の感覚)
- というのも明治6年までは日本は「定時法」ではなく「不定時法」を採用していた
- 暦Wiki/時刻/定時法と不定時法 - 国立天文台暦計算室
- 定時法は現在、使っている時間の決め方
- 一方、不定時法は昼の長さによって時間の区切りが違う
- つまり、季節により時刻が変わる
- これにより「定時法」を使っていた外国からは、時間に対する感覚が違う(ルーズ)と思われていた
- 明治6年に法改正をし、日本という国時代が定時法を扱うようになった
- ちなみに鉄道に関しては、日本が国として定時法を採用する前から、定時法を採用していた
- 運行は日々違う不定時法ではできないので
- 鉄道はその後の日清戦争も含め、日本の国力や市民生活に大きく影響する存在になる