本『「NHKから国民を守る党」の研究』(えらいてんちょう)の感想

「NHKから国民を守る党」の研究

「NHKから国民を守る党」の研究

YouTube という新しいメディアを活用して、地方議会、そして国会(参議院)に議席を獲得した政党「NHKから国民を守る党」を研究した本。

SNS というメディアが個人に普及して、ついに政治にまで影響が出る社会になったのか、と感じた。

YouTubeTwitter で出る情報というのは日々新しいし、コミュニケーションのツールでもあるため、なかなかまとまった情報がなく、いま現在ある熱狂に目がいってしまいがちだ。

その点この本では、ネット上の軌跡、書籍、関係者への取材を通じて、客観的に情報がまとまっているので、どのように新しい国政政党ができたのかを把握しやすい。


個人的にはこの本を読んで、妙に面白いのは、、

かつて作家の立花”隆”さんが、「日本共産党の研究」という政党の研究本を出したが、この本は立花”孝志”さんが党首である「NHKから国民を守る党の研究」という本なので、なんだかそのレトリック感がよい。